「ブログ、何も書いていないですね」との度重なる従業員のプレッシャーにも負けない小川です。
「Facebookをしているから」との言い訳をしつつも、
実は、Facebookも月に一度の更新です。

さて、
世間では、景気は良くなっているとの報道が溢れています。
確かにお客様企業を眺めていても、
過去最高の利益を計上できたお客様は、
ありがたい話で片手では収まりません。

他方、今年は、企業再生の依頼を非常に多く頂きます。
長引く不況で失われた体力では、景気の恩恵を受けることができません。
共通の原因は、過剰な債務。
利息で利益は無くなり、返済で現金がなくなる悪循環に陥っています。


好景気が続くことはありません。
全てはそこから考えるべきです。
ずっと晴れることを前提に旅行を考えないように、
雨が降るのもまた自然の摂理なのです。

多くの利益が計上できる企業は、
景気が良い時も悪い時も、
しっかりと自社のコアコンピタンスを磨き、ビジネスモデルを精査しています。
売上が5千万の会社も、3億の会社も、10億の会社もそれは変わりません。
一方、再生支援をしなければならない企業の多くは、
流れゆく時代の中で、自社の存在意義を見失っています。
「儲かるからやり始めた事業」は、商品のライフサイクルが非常に短命な現在の市場環境では、
残念ながら生き残れないのです。

コアコンピタンスは何なのか。
どのようなビジネスモデルを構築すべきなのか。
そして、どのような商品を生み出すべきなのか。
この順序を間違えることなく、自社に問い続けられる経営者であり続けることが、
大切なことだと私は考えています。

そして、会計事務所の役割も、そこにあるような気がしています。