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税理士 小川修平のBlogです。
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February 2012

教科書に書いてある通り


確定申告もいよいよ終盤戦ですね。

今年もたくさんの勉強をさせて頂いています。
経済活動に課税するという現在の税制は、
教科書に書いてある通りで終わることが、本当に少ないです。


「教科書に書いてある通り」を、右に曲がって下さい。。
・・・
・・・
ただ、言ってみただけです。


さて、話変わってマーケティングのお話です。
確定申告の話ではありません。
この時期ですが、マーケのお話です。


教科書にも書いてある通りのことですが、
マーケの基本は「顧客の絞り込み」です。
 要するに「誰に買ってもらいたいか」を明確にするということですね。

「女性」 という絞り込みよりも、
「女性」「30代」「子育て」という絞り込みの方が、
より具体的に顧客が見えてくるということです。

中小企業が価格競争に巻き込まれないためには、
差別化戦略が必要になります。
その差別化の一つが、この「顧客の絞り込み」です。

 「こんなマニアックな商品は、あの店しか売っていない!」
この時点で、近隣店舗との価格競争は避けられます。
(今はインターネットショッピングでこれも難しいですが)

 ・・・。

で、ここからが本質です。
顧客の絞り込みを行うと言うことは、
その顧客層が、その商品を求めているというニーズを、
キャッチしなければなりません。
いや、キャッチし「続けなければ」なりません。

そして、その顧客層が若ければ若いほどに、
そのニーズの変化は相当に早いのが現実です。
それに対応し続けること。
顧客の絞り込み戦略の、弊害がここにあります。

顧客の絞り込みは、
現在の会社の状態(社長の年齢や従業員さんの年齢)、
現在の外部環境(近隣住居の世代等)
を加味しないと長く続かないのです。

流行を追い続けるのは、本当に難しいですから。


儲かる方法は、教科書に書いてあります。
ただ、あなたの会社が儲かる方法は、
教科書には書いていません。

この違いの体感こそが、会社の実力なのです。
 

課題を明確にし、打つ手を決める!


会計から導き出された結果について、
私たちは打つべき手を考えます。

例えば移動年計を使えば、
季節変動に影響されない売上や原価、経費の流れが把握できます。

「このままいけば、半年後に赤字転落するから手を打ちましょう」
みたいな感じですね。

問題さえしっかりと把握できば、
打つ手は無限、全社員さんのアタマもかりて対策を打ちたてます。

最近は、経営に強い税理士さんという言葉もありがたく頂いていますが、
やっていることはこんなシンプルなことばかりです。


ただ、大きな問題点。

前にも少し書いたと思うのですが、
会社にとって最大の資産である「人財」は、数字では表現できません。
(損益計算書の中のコストの一項目に過ぎないですよね)

現在の人財の状態を客観的に、数字を使って表現できないか。
そうすれば、打つべき手が明確に出てくるので、
今いる社員さんをもっと輝かせることができるのではないか。

そのヒントを持った方が、先日事務所にきて下さいました。

うちとしては、お客様の「ゴーイングコンサーン(企業の永続)」のために出来ることは、
出来る限り取り入れたいと思っていますので、
確定申告が終わり次第、少し進めてみようと思います。

ご興味ある方はぜひ、お問い合わせください。

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↑↑京都新聞社より、取材戴き ました。是非御覧下さいませ!
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